2010年4月7日水曜日

24時間働けるPR2


米国西海岸時間: April 7, 2010

マイルストーン2の達成の後、PR2は確かな経験と壁にある電源アウトレットを見つけ自分で充電するノウハウを身につけた上で、マラソン距離の走行を成功させました。そしてごく最近私たちはキャリブレーション機能が向上したおかげで電源プラグ差し込み技術を改良できました。また新しいWebインターフェースを開発し、ロボットの操作がこれまでにないほど楽になりました。これらすべての環境が整ったことにより、PR2がバッテリーを常に充電された状態に保ち、研究者がいつでも新しい実験をしたり予期せぬお客様が来たときでもすぐにデモができる"24時間ロボット"を創れる時がやってきました。

ユーザーは端末を開かなくてもPR2に「電源を差し込んできて」「みんなにサッカーの時間だよ、って伝えて」など、いろいろ指示を出すことができます。テキストのコマンドでも一週間に一度ぐらいならいいのですが、ロボットはもっと頻繁に充電が必要なんです。ロボットを動かしたいと思ったらWebインターフェース上で簡単にクリックするだけで、ロボットは何の問題もなく壁の電源アウトレットに充電しにいきます。ナビゲーションスタックがPR2を電源アウトレットの場所までナビゲーションしたら、あとの残りは、プラグ差し込み用のコードがやってくれます。Webインターフェース以外のものを使わないという条件で、PR2がバッテリーを消耗させ、次の目的のために壁にある電源アウトレットに充電しに戻るという試験が24時間かけて行われました。

この新しいツールはPR2の電源プラグ差し込みとナビゲーションのキャリブレーションを統合して1つの使いやすいインターフェースにしたもので、これでロボットが休みなく働き続けられるようになりました。今やこのロボットは我々が眠っている間だけ眠ることができます。そう、つまり、もう眠らなくなったんです。

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