2010年4月15日木曜日

ROS 1.1.2をリリース(roslispの統合)

米国西海岸時間 April 15

ROS 1.1.2がリリースされました。これは安定版ではなくROSの新しい機能をテストするためのものです。

このリリースによる主な新しい機能はroslispの統合です。roslispはフル機能を備えたCommon Lisp向けのROSライブラリで、Bhaskara Marthi (ウィローガレージ)とLorenz Mösenlechner (TUM)によって開発が行われています。これをROSのスタックに含めることによって、その機能により簡単にアクセスできるようになります。ROSのメッセージがすでにビルトされたところに共有インストールする場合は特にそれを感じるはずです。

ROSのユーザーは、このアップデートによってLispのインストールを要求されることはありません。私たちは別個の "roslisp_support"スタックを作りました。これはSBCLをインストールする必要が出てくるかもしれない"roslisp_runtime"パッケージと一緒になっています。現在のユーザーはインストールのスクリプトが正しく動くように必ずroslisp_runtimeパッケージに依存関係を持たせるようにしてください。

このリリースでの他の大きなアップデートとしては、メッセージをシリアル化するためのrospyのパフォーマンスの向上です。新しい最適化により多くのタイプのメッセージにおいてパフォーマンスを2倍かそれ以上に向上させることができるはずです。これは特にJames Bowmanによるパッチのおかげです。

これまでの開発版のリリースと同様に、一般のユーザーのみなさんには。次のディストリビューションC-turtleに向けての統合のテストをする必要が無い限り、このリリースにアップデートしないことをおすすめします。roslispユーザーのみなさんにはこの新しいセットアップを試してみて、新しいroslispをコアにした統合についてフィードバックをお寄せいただきたいです。

このリリースに関する詳細は全ての変更点のリストをご参照ください。

ROSチームのみんなより

原文

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